あるゴールデンレトリバーのクリスマス

2010年のクリスマスはとても寒い日でした。

大きなゴールデンレトリバーが痩せこけ、凍えて脱水症状を起こした状態で道に横たわっていました。

その犬のお話です。

倒れていた犬

その犬は立つことを諦め、迫りくる運命を待っているようでした。

どれくらいの時間、その犬がそこにいたかはわかりません。

動物保護センターに勤めるグレンダが、仕事に行く途中その犬を見つけました。

彼女は最悪の状況を恐れながらも車を止め、もしかしたら助かるかもしれないと思い駆け寄りました。

その時、犬の頭が上がるのを見て彼女は安心しました。

犬は彼女に気付き、その美しい茶色の目で彼女を見つめました。

クリスマス・ガス

その犬は、首輪に付いているフックが後ろ脚に引っかかってしまい立てなかったのです。

犬はとても大きく、明らかにグレンダ1人では車に運ぶのは不可能でした。

グレンダは犬に必ず戻ってくると約束し、息子のブラントを呼びに戻りました。

グレンダとブラントは、2人で犬を後部座席に乗せ、その犬を動物保護センターへ連れて行きました。

スタッフは、柔らかいベッドと温かい毛布を用意しロビーで待っていました。

後ろ足に引っかかっていたフックは、足がむくんでしまったため、外すのに1時間以上かかりました。

その犬は頭を支えてもらい、少しずつですが餌を食べ、水を飲みはじめました。

グレンダ達は何度か話し合いをして彼の名前を“クリスマス・ガス”に決めました。

生き延びることが出来たのはクリスマスの奇跡と思ったからでした。

クリスマスの奇跡

その後3日間、ガスはベッドで横になり、立ち上がることが出来なかったのですが、動物保護センターのスタッフは根気強く愛と励ましを送り続けました。

ガスが自分の足で歩けるようになるには、更に1週間かかりました。

2月の中旬、ある少年とその母親が動物保護センターに訪れ、ガスに会い、2週間後に引き取ると言ってくれたのですが、紆余曲折あり話は流れてしまいました。

ガスは足が少し悪く、引きずっていたので再び里親が見つかる可能性は少ないように思えました。

しかし、再びクリスマスの奇跡が起こったのです。

ガスは2011年のクリスマスを動物保護センターではなく、新しい自分の家族と一緒に祝うことになったのです!

動物保護センターのディレクター、ジャネットが新しい家族です。

via:CARA