蘇るクアッガ

みなさんクアッガと呼ばれる動物をご存知ですか?

100年以上前に絶滅した、南アフリカに生息していたシマウマの亜種です。

なんと最近、科学者が人工繁殖させることでクアッガを復活させることが出来たのです。

クアッガ再生プロジェクト

最後に確認されたクアッガは、1883年にアムステルダムの動物園で亡くなってしまいました。

1987年、ケープタウン大学のラインホルト・ラウが、種を復活させる方法を発見し、クアッガ再生プロジェクトを設立しました。

研究者らはクアッガの皮膚からDNAを分析し、クアッガがサバンナシマウマと遺伝子的に同じであることを発見しました。

クアッガとサバンナシマウマの違いは彼らの毛の模様だけだったのです。

クアッガの毛並みはシマウマと比べ黒と白の縞模様の部分が少なく、体の後部に沿って濃い茶色に変わります。

そこで、ラウと彼の研究チームは、胴体の後ろ1/4の縞模様が不鮮明なサバンナシマウマを探しました。

彼らは選んだシマウマを人工繁殖させ、徐々にクアッガの性質を生み出して行きます。

「この試みは、失われた長く小さな繁殖の過程を修復しようとする試みだ」と、ケープタウン大学の化学的病理学のエリック・ハーレー元教授は声明で述べています。

 かつて南アフリカで暮らしていたカリスマ動物を元に戻してみる

人工繁殖を初めてから数年、研究者は人工繁殖クアッガが本来のクアッガそのものに近づいていると主張しました。

そうなるまでには、5世代を要しましたが人工繁殖されたクアッガはかつてのクアッガと同じ形質に見えます。

ハーレー氏は、「どうみても彼らはクアッガです。プロジェクトは完全な成功を収めている」と付け加えました。

クアッガは19世紀に絶滅の危機に瀕し、過ちによって絶滅してしまいました。
クアッガプロジェクトはこの過ちを正し、南アフリカに種を返す試みでした。

ハーレー氏は、倫理的な懸念に対し、「我々は遺伝子工学を行っていない。クローンではない。特に巧妙な胚移植をしていない。人工繁殖の非常に単純なプロジェクトである。」と述べました。

批判的な意見を和らげるため、研究チームはこの新しい動物にラウクアッガと名付け、クアッガと区別することにしました。

研究を続けることで、ラウクアッガを南アフリカの故郷に帰し、群れを自然に作って欲しいと願っています。

via:natureworldnews.com